PCITトドラー 幼児のための親子相互交流療法
- ―アタッチメントと感情調節の改善のために―
Parents-Child Interaction Therapy with Toddlers
Improving Attachment and Emotion Regulation -
- ●原著者 : Emma I. Girard,Nancy M. Wallace,
Jane R. Kohlhoff,Susan S. J. Morgan,
Cheryl B. McNeil
●原版出版社: Springer Nature
●監訳者 : 加茂 登志子
●ISBN : 978-4-600-00831-4
●発売日 : 2023年3月31日
●発行 : 千葉テストセンター
概要
- 12~24カ月の子どもの破壊的行動の治療を目的とするプログラム「幼児のための親子相互交流療法(Parents-Child Interaction Therapy with Toddlers:PCIT-T)」について、そのアタッチメントの原則と行動理論を詳しく解説する。
- 養育者と幼児の感情調節を改善するために必要な治療要素を検討することができる。
- PCIT-Tを実施するのためのセッションごとのガイドと臨床マニュアルを提供する。
- 治療モデルへの完成度と忠実度をモニターするための臨床ツールを提供する。
特徴
PCIT-Tとは
●行動管理や言語スキルなど,社会的・感情的発達の中核となる領域に焦点を当てており、かんしゃく、言語問題、自閉症行動、分離不安などのさまざまな困難に対処するために使用することができます。
●プレイセラピーや指示に従う練習についても、子ども主導のセッションと親主導のセッションの両方が検討されています。
本書の特徴
●本書は、幼児の発達に影響を与える行動上の問題に対処し、予防することを目的とするプログラム「幼児のための親子相互交流療法(PCIT-T)」について詳細なガイドを提供するものです。
●幼児の生涯にわたる発達、軌跡、将来の可能性を説明し、幼児の身体的および精神的な健康ニーズを満たす養育者の保護と指導によって、それらがどのように強力に影響され得るかについて述べられています。
●本書は、その革新的な介入デザインに加えて、臨床医が生後12カ月から24カ月の破壊的な行動をとる幼児に対して治療を行う際の指針として、また育児ストレスを抱える養育者の予防モデルとして使用するための方法を解説します。
●米国やオーストラリアで使われている臨床や子育てに必要な幼児の発達に関する知識や情報が至るところに散りばめられており、通読することにより、子どもの発達とそれに伴う介入の方法論を有機的に学びなおすことが可能です。
本書の構成と目次
本書の構成
- PCIT-Tの理論的背景、実証的背景、プログラム概要を示す第Ⅰ部と、PCIT-T実施のための臨床マニュアルの第Ⅱ部、そして情報を追加する追補で構成されています。
- オリジナル版は1冊にまとめられていますが、日本語版では、第Ⅰ部と追補を加えた第Ⅱ部をそれぞれ1冊に分冊し、臨床で使いやすいように工夫が施されています。
目次
【第Ⅰ部】 第1章 PCIT-T 序論:愛着の統合と行動原理
第2章 PCIT-T の中核要素と治療目標
第3章 経験的ステージを設定:標準的なPCIT の概要
第4章 幼児期グループへのPCIT の適用
第5章 幼児の感情調整治療としてPCIT-Tを概念化する
第6章 PCIT-T における行動アセスメント
第7章 部屋の設定、おもちゃの選択および特別な考慮事項
第8章 幼児のための子ども指向相互交流(CDI-T)
第9章 幼児のための親指向相互交流
第10章 結論
【第Ⅱ部】 第11章 治療の概観と現在のプロトコルの実施
第12章 治療前面接とアセスメントセッション
第13章 CDI-Tティーチセッション
第14章 CDI-Tコーチセッション
第15章 PDI-Tティーチセッション
第16章 PDI-Tコーチセッション
第17章 日常生活を反映した場面のセッションでのコーチセッション
第18章 卒業セッション
追補 A 子ども指向相互交流のコーチング(抜粋)
B 子どもの行動から理解する:生まれてから 2歳までの子どもの合図を読み取る
C 0~3歳の乳幼児のための睡眠ニーズに関するガイド
D 子どもに教育する:自立して日々のルーティンをすること
E 子どもが嚙んだときの対応
F 遊び時間を最大限に活用する
G おすすめの絵本
H 毎日の発達のヒントカード
I その他の資料
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