EDI-3日本語版 摂食障害インベントリー 第3版
Eating Disorder Inventory-3
japanese edition(EDI-3)
-摂食障害インベントリー第3版-
※摂食障害に特有の「やせ願望」「過食」「身体不満足」といった心理状態とともに、無力感、不安、自信のなさなどのより一般的な心理を広く測定することができる質問紙
- 原著者 :David M. Garner, PhD
- 原版発行 :Psychological Assessment Resources,Inc.
- 日本語版著者 :西園マーハ文
- 日本語版発行 :千葉テストセンター
- 発売 :2024年9月
- PDFパンフレット :EDI-3(PDF)
EDI-3日本語版 概要
原版 |
著者:David M. Garner, PhD 発行:Psychological Assessment Resources, Inc. |
日本語版 |
著者:西園マーハ文(明治学院大学心理学部 教授) |
実施方法 |
自己記入式質問紙。実施時間20分。 |
適用 |
13歳~53歳 |
発行 |
千葉テストセンター |
EDI-3日本語版 特徴
- Eating Disorder Inventory-3(EDI-3)は、摂食障害の研究で知られる心理学者David M. Garnerにより開発された、摂食障害の症状を測定するための自己記入式質問紙です。
- 摂食障害に固有の「やせ願望」「過食」「身体不満足」の3つのサブスケールと、より一般的な心理(無力感、不安、自信のなさなど)の9つのサブスケールの合計12のサブスケール90項目から構成されています。
- 質問紙は、質問項目冊子、回答用紙、ヒストグラムシートの3種から成ります。
- 日本語版では、1回の実施で、EDI-3とEDI-2(サブスケール数11、項目数91)の両方のサブスケールを算出することが可能です。
EDI-3日本語版 サブスケール
サブスケール | 内容 |
①やせ願望 |
摂食障害の中心的な病理と考えられる心理。やせたいという極端な願望など |
②過食 |
コントロール不能の過食をしたり、過食することを考えたりする |
③身体不満足 |
身体全体あるいは特定の部分に対する不満を測る |
④低い自己評価 |
無力感や無価値感を測定する |
⑤自己疎外感 |
空虚感、孤独感、自己理解の困難などを測定する |
⑥対人不安 |
対人場面での不安や対人関係から引きこもる傾向を測る |
⑦対人疎外感 |
他者との距離感、関係性や信頼感の欠如を示す一方、関係性のなかで身動きできない状況 |
⑧内的気付きの欠如 |
自分の感情の気付きやそれに対応することの困難さを測る |
⑨感情調節障害 |
感情不安定、衝動性、怒りや自己破壊性を測定する |
⑩完全癖 |
摂食障害の発症や症状維持に強い関連がある心理的特徴 |
⑪禁欲 |
自己否定、自己犠牲や身体的衝動の抑制に価値をみる傾向 |
⑫成熟不安 |
思春期の課題に立ち向かえず子ども時代の安全感に戻りたい事例が多い |
EDI-3日本語版 マニュアルより
マニュアルより抜粋
マニュアル目次
まえがき
ChapterⅠ:背景
ChapterⅡ:摂食障害の診断と診断基準(①神経性やせ症、②回避・制限性食物摂取症、③神経性過食症、④むちゃ食い症)
ChapterⅢ:EDIの開発とEDI-2、EDI-3
ChapterⅣ:EDI-3日本語版の作成
ChapterⅤ:EDI-3・EDI-2日本語版の使い方(①実施方法、②採点方法、③評価)
ChapterⅥ:事例(①事例1、②事例2)
ChapterⅦ:付録(①信頼性と妥当性、②EDI-2かEDI-3か)
参考文献
あとがき
用紙セットのご案内
3冊で1組の検査パッケージ (各10部入り) |
【冊子1】質問項目冊子 表紙に基礎項目を記入する(身長・体重・経緯等)。 |
【冊子2】回答用紙 回答を記入する用紙。 3枚複写式で、EDI-2・EDI-3それぞれのスコアリングシートに転写される。 |
【冊子3】ヒストグラムシート 個人プロフィールのグラフ。経時的変化をみる際に使用する。 |
カートには1種類ずつしか商品を入れる事はできません。
※数量は複数量の選択が可能です
複数の種類の商品をお求めになる場合は、1つ目の商品をカートに入れた後、移動先のページで表示される「買い物を続ける」ボタンでお戻りになり、次の商品の数量を選択の上、「カートに入れる」ボタンを押して下さい。
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