CADL 実用コミュニケーション能力検査
- Communication ADL Test(キャドル)
コミュニケーション障害を改善するための指針が得られます
- 言語機能ばかりではなく、非言語機能を含む総合的なコミュニケーション能力を検査できます。
失語症患者のみならず他のコミュニケーション障害患者(認知症など)にも使用可能な検査です。
発行:千葉テストセンター
検査の構成
日常生活を営む上で最低限必要な34のコミュニケーション活動が含まれています。
これらの項目は1日の生活の流れに沿って配列され、自然な形で反応が引き出せるように工夫されています。
例えば、「外出」という場面設定では、
①自動販売機で切符を買う、②エレベーターに乗って利用階数を伝える、③商品の説明を読んで品物を選ぶ、④値段を見て手持ちのお金で買えるかどうかを判断する、⑤お釣りの誤りを指摘する、といった順序で検査が進められます。
利点
- コミュニケーションの実用性を単一の座標 (コミュニケーション・レベル)で表すことができます。
- 情報伝達の困難さを代償するために用いるコミュニケーション・ストラテジーが得点に反映されます。
- 日常のコミュニケーション活動そのものが検査項目となっているので家族に対する指導・カウンセリングに大変便利です。
応用
- 実生活復帰に際しての判断材料の1つとなります。
- 包括的なコミュニケーション能力の改善を目指した訓練の適応判定、具体的な訓練計画の立案、訓練効果判定のための評価法として適しています。
- 失語症、麻痺性構音障害、脳性麻痺(成人)、難聴など、あきらかな言語障害がある場合はもちろん、最近関心を集めている認知能力障害を基盤としたコミュニケーション障害などの評価にも応用できます。
対象
失語症・麻痺性構音障害・脳性麻痺(成人)・難聴右半球障害・軽~中等度痴呆症・閉鎖性頭部外傷に伴うコミュニケーション障害・精神発達遅滞(成人)など
検査用具内容物一覧
1)薬袋:6枚
病院内のコミュニケーション場面で使う薬の袋。容量と服用時間が記載されています。
2)自動販売機:1台
切符を買う場面で使用する自動券売機。お金の投入口が設けられており、日常のコミュニケーションを想定した評価を行うことができます。
3)スプレー缶:5本
買物場面で使用するスプレー缶。値段が異なる5種類をご用意しております。
4)ファイル(小):カード32枚入り
5)ファイル(大):カード23枚入り
6)釣り銭用皿:1個
7)レシート:1枚
8)買い物袋:1袋
9)電話機:2台
10)時計(模型):1個
11)目覚まし時計:1個
12)天気予報CD
13)数量用カード:48枚
14)付録(事例解説):1冊
15)実施要領DVD:1枚
16)検査法(医歯薬出版刊):1冊
17)検査用紙(医歯薬出版刊):1部
*別途ご用意いただくもの
1)貴地電話帳、2)安全な薬、3)メモ用紙、4)CDプレーヤー、5)千円札、6)100円玉・10円玉
日本版開発
綿森淑子/竹内愛子/福迫陽子/伊藤元信/鈴木 勉/
遠藤教子/高橋 正/高橋真知子/笹沼澄子
検査名:CADL 実用コミュニケーション能力検査(CADL、キャドル)
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