心理検査 心理検査

検査メニュー一覧

CAADID日本語版

Conners’Adult ADHD Diagnostic Interview
for DSM-IVTM

(カーディッド)

成人にみられるADHD関連の症状を診断するための面接ツール
当検査は、ADHD分野で30年以上臨床経験のあるコナーズ博士によって開発されました。海外で販売されている信頼性の高い診断面接ツールの日本語訳です。

開発:Jeff Epstein, Ph.D., Diane E. Johnson, Ph.D., & C. Keith Conners, Ph. D.
監修:中村和彦
監訳:染木史緒,大西将史
画像提供:金子書房

内容説明

  • 18歳以上を対象とした、注意欠如・多動性障害(ADHD)およびADHD関連の症状によりADHDを診断する面接ツールです。
  • 成人のADHDを診断する際には、現在の症状だけでなく、子どもの頃にADHDの症状があったかどうか確認する必要があります。そのため、CAADIDでは成人期と小児期の両方における症状によってADHDを診断できるように構成されています。
  • パートⅠで「はい」(該当する)と回答した質問を中心に、臨床家は効率的に面接を進めることができます。
  • パートⅡでは、「障害」のレベルを特定する項目が設けられています。この障害評定の定期的な利用により、対象者への治療効果を確認し、治療法の決定に役立てることができます。
  • パートⅡは、ADHDの診断評価として使用するだけでなく、その後の経過を観察するために繰り返し使用することができます。

CAADID日本語版から分かること

  • パートⅠの目的は、対象者の生活歴を簡潔かつ包括的に把握することにあります。背景情報/成育歴の記録、ADHD危険因子の有無の確認、併存障害のスクリーニング(基準E)をします。
  • パートⅡの目的は、対象者がDSM-IVのADHD基準A~Dに該当するかどうかを判断することにあります。基準A~Dについて評価した後、小児期と成人期それぞれについて、ADHDの診断を行ったうえで、ADHDのサブタイプ(不注意優勢型/多動性-衝動性優勢型/混合型)を評価します。

概要

対象

18歳以上

形式

パートⅠ 生活歴(サイズA4判、ページ数20)
パートⅡ 診断基準(サイズA4判、ページ数32)
パートⅠは、対象者の家庭・学校・職場での様子や、成育歴、既往歴などの生活歴について、「はい/いいえ」または自由記述で回答します。パートⅡは、「直接話しかけられたときにしばしば聞いていないようにみえる」、「しばしば毎日の活動を忘れてしまう」など成人期と小児期の両方において問題となる症状を臨床家との面接で回答します。

所要時間

回答/確認・採点 パートⅠ・パートⅡ 各60分~90分

特徴

  • 経験のある臨床家が『CAADID日本語版』を利用しADHDの診断を行い、その次に『CAARS日本語版』を利用して重症度をみるという使い方を推奨します。
  • 日本語版は、ほぼ原版を踏襲して翻訳しておりますが、パートⅠの「学習の様子」を尋ねるセクションで、日本とカナダ/アメリカとの教育事情の違いから(日本の義務教育では留年や退学・停学などはない等)、原著版元の承諾のもと、一部質問を割愛・変更した箇所があります。
  • 本出版は厚生労働省の研究班(成人期注意欠陥・多動性障害の疫学、診断、治療法に関する研究:主任研究者 中村和彦)をきっかけとして始まりました。

活用方法

病院(外来・入院)、精神科病院、クリニック、発達障害者支援センター、福祉施設等に関わる医師、臨床心理士、臨床発達心理士、ソーシャルワーカー、カウンセラーの利用を想定しています。

医療・カウンセリング

  • 問題の特定に
  • 治療法の決定に
  • 症状の経過観察に
  • 治療効果の測定に

関連図書のご案内

ADHD注意欠陥/多動性障害の子への治療と介入 ※販売終了しました

 
0030-00014.jpg

定評あるCompact Clinicalsのシリーズ日本語版。ADHD(注意欠陥/多動性障害)の子どもに対する,家庭と学校での認知行動的な介入を解説。幼児から成人までを視野に入れた,対応策の概要とポイントを述べた基本書。

(Conners' Adult ADHD Diagnostic Interview For DSM-Ⅳ)

関連図書のご案内

大人のADHD臨床アセスメントから治療まで

 

不注意・多動性・衝動性を主症状とし併存障害を引き起こすことも多い成人ADHDの特徴と治療について、今日の動向をふまえて解説。大人の発達障害、その適切な診断と治療のご参考に


》内容説明
昨今、注目を集める大人のADHD(注意欠如・多動症)。DSM-5に診断基準が明記され、治療薬の適応が拡大されるなど、その診断・治療は日々進歩している。本書では、大人のADHDのアセスメントから診断・治療について、各分野の専門家が詳細に解説。症例紹介もあり、日々の臨床に役立つ一冊となっている。
適用範囲
18歳以上

カートには1種類ずつしか商品を入れる事はできません。
※数量は複数量の選択が可能です

複数の種類の商品をお求めになる場合は、1つ目の商品をカートに入れた後、移動先のページで表示される「買い物を続ける」ボタンでお戻りになり、次の商品の数量を選択の上、「カートに入れる」ボタンを押して下さい。

価格 数量
用紙
パート I 生活歴(5名分)

4,950円 数量
パート II 診断基準(5名分)

5,500円 数量
検査法・手引書
マニュアル

8,800円 数量
関連書籍
ADHD注意欠陥/多動性障害の子への治療と介入

2017年12月 発売終了

数量
大人のADHD臨床

A5版 196頁

2,860円 数量
カートを見る
「請求書」後払いOK

「請求書」後払いOK

下記についてご協力くださいますようお願いいたします。
掲載いたしました心理検査の使用は、心理学の知識と専門的訓練・経験を持った方に限られます。また、心理検査類の販売は医療・教育・福祉等の専門機関以外には販売しておりません。企業等その他の機関でご使用の場合は、心理学者・心理学科修了者・医師・教員・臨床心理の先生方のご指導の下でご使用ください。
当センターでは、心理検査の持つ性格上「検査問題の漏洩の防止」、「プライバシーの保護」のため、使用される機関へ直接配送しております。一般家庭への配送は行っておりません。予めご了承くださいますようお願い申し上げます。 (教育・心理検査倫理要綱についてはこちら)