心理検査、性格検査・人格検査、知能検査、うつ病検査などのテストを開発・発行・販売。

検査の概要①

著者	高橋知音（信州大学 学術研究院(教育学系) 教授） 　三谷絵音（信州大学 教育学部 特任助教）
適用	18歳～20代の学生（大学入学を目指す人、専門学校生、大学生、大学院生等）
所要時間	集団実施可能な黙読課題と複写課題の2課題のみの場合、説明を入れて10～12分程度。 　音読課題も実施するとさらに3～4分。
発行	2022年4月18日　千葉テストセンター（課題用紙） 　2022年5月31日　金子書房（マニュアル）

検査の概要②

• RaWF読字・書字課題は、知的能力や背景知識に左右されないかたちで、学生の読み書きの速さと正確さを測定することを目的とした検査です。
• 読み書きに困難を抱える大学生のアセスメントや支援（学内でのサポートや卒業後のサポート）にご活用ください。

検査の構成

黙読課題 (個別実施または集団実施)	短文の意味判断課題。 1分間の回答数から黙読の速さを測定する。
複写課題 (個別実施または集団実施)	見本を見て書き写す課題。 有意味文課題と無意味文課題があり、それぞれ2分で書けた文字数とエラーの数を測定する。
音読課題 (個別実施)	30語のひらがな無意味単語を音読する速さと正確さを測定する。 読み書き困難の背景にある学習障害の可能性を調べる。

検査マニュアルについて

• 『読み書き困難の支援につなげる 大学生の読字・書字アセスメント』
  　　読字・書字課題RaWFと読み書き支援ニーズ尺度RaWSN

  
  ●著者：高橋知音、三谷絵音
  ●発行：金子書房ホームページ
  ●発売：2022年5月
  
  ●内容：
  ・大学生の読み書き困難のアセスメントRaWFとRaWSNの解説マニュアル。
  　概念と関連要因の理解から効果的な支援までを網羅する。
  ・ダウンロード付録（採点補助シート、集計シート、質問紙見本、読み上げ実施用質問補助カード）付き

『読み書き困難の支援につなげる 大学生の読字･書字アセスメント』目次

第１部　大学生の読み書き困難：アセスメントと支援
第１章　読み書き困難の理解と支援の概要
1　なぜ読み書きが苦手な人がいるのか
2　「障害」の有無はどう判断するのか
3　読み書き困難がある学生への支援の考え方
4　読み書き困難とLD以外の障害

第２章　読み書き困難と関連要因の理解
1「読み書き困難」「学修困難」という用語
2 読み書き困難を生じさせる疾患、障害
3 読み書き困難と関連のある疾患、障害
4 まとめ

第３章　読み書き困難のアセスメント
１　どのような情報を得るか：アセスメントの枠組みとしてのICFモデル
２　どのように情報を得るか：アセスメントの方法
３　行動観察
４　心理検査等
５　アセスメントの実施、心理検査利用上の注意点
６　アセスメントの結果のまとめ
　
第4章　読み書き困難のある大学生への支援
１　機能障害（健康状態）をふまえた支援
２　合理的配慮
３　カウンセリング
４　支援事例

第２部　RaWF（読字・書字課題）・RaWSN（読み書き支援ニーズ尺度）マニュアル

第５章　RaWF（読字・書字課題）実施採点マニュアル
第６章　RaWF（読字・書字課題）標準化・信頼性・妥当性
第７章　RaWSN（読み書き支援ニーズ尺度）マニュアル
第８章　RaWSN（読み書き支援ニーズ尺度）項目作成・信頼性・妥当性

●ダウンロード付録
・採点補助シート　
・集計シート　
・質問紙見本　
・読み上げ実施用質問補助カード



（RaWF（読字・書字課題））